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Short Essay 「理系に触れる機会」

 ドラえもんやクレヨンしんちゃんを見ていると、子どものキャラクターはけっこう理系なんですが、大人のキャラクターはそうでもないです。子どもの可能性は無限だなと感じる一方、社会における理系人材の少なさがこんな形でも表れています。思いだすと、子どもの時はエジソンやファーブルの伝記など無意識に科学者やエンジニアにふれる機会が多かったですよね。でも中高生になった今はどうですか、理系にふれる機会が減ってると思いませんか。テレビドラマでもエンジニアや科学者がフィーチャーされることはほとんどありません。接する機会が少ないと興味の持ちようもありませんね。でも本当は皆さんの周りは理系であふれています。例えばスマートフォン、これはテクノロジーの塊です。たくさんのエンジニアの血と汗と涙の結晶です。私も好きですが、スティーブ・ジョブズがいなければ、iPhoneも生まれませんでした。意外に思うかもしれませんが、アメリカのドラマや映画ではエンジニアはみんなお金持ちです。日米問わず医師は憧れの職業ですが、アメリカではエンジニアも憧れの職業なのです。ということで北九州サイエンスガールプロジェクトでは、皆さんに理系を身近に感じてもらえるようがんばっていきたいと思います。  (K.)